大平山紫陽花




始めて訪れる大平山の紫陽花は見事だった。
 大平山は、戦国時代に小田原北条氏と上杉謙信の合戦の舞台となったところで、桜、つつじと紫陽花の名所でもある。環境庁が選定する日本の音風景100選にも選ばれている「あじさい坂」から1000段余りで山頂の大平山神社に出る。 また、大平山の山上は観光道路が一周しており、特に山の中腹にある「謙信平」迄の両側約2kmにわたって4000本の桜が植えられており、4月上旬は桜のトンネルとなるそうだ。上杉謙信がその眺望を感嘆したところから名付けられたという「謙信平」からは富士山、東京の高層ビル、みかも山、岩舟山、谷中湖が見え、“陸の松島”と言われ是非訪れてみたい場所だ。
 
 いよいよ此処からは大平山名物の紫陽花坂を下る。長い階段を紫陽花の花を愛でながらゆっくり下りる丁度紫陽花が見ごろで、いろいろの種類の紫陽花を楽しめる。これだけ多くの紫陽花が見られるところは他に多くは無いだろう
 街の西部にある大平山の登り口にある「あじさい坂」は、紫陽花の名所です。この坂は、大平山神社に通じる苔むした石畳の階段で、うっそうとした樹木でおおわれ神秘的な雰囲気を感じることが出来ます。毎年、水無月(6月)の頃になると坂の両脇に紫陽花が咲き乱れ、大勢の人が訪れます。

 露雨に包まれたように、ぼんやりとけむっている。ちょっと上を見上げると、うっすらと長い石段が霞のように浮かんでいた。葉や花に目を向ければ、コロコロと転がる玉のような雫がきらきらと光っている。 紫陽花は雨がよく似合うといわれているが、静寂に包まれたこんな夕方の風情は心を揺さぶる。混雑は嫌だけど、見ごたえたっぷりの紫陽花を愛でつつ、石段を下った中ごろには赤い傘(からかさ)が見えてきた。ここは御茶屋さんだ。

【連祥院六角堂】

 
当院は、連祥院と称しているが、六角堂の名でしられ、大平山の中腹、表参道の中腹にある。慈覚大師が大平山創建の際、その本地仏として山城国、国宝寺にあった虚空藏尊を移したもので、作は聖徳太子といわれている。

郷土が生んだ作家

 ここ栃木市は、「路傍の石」「女の一生」などを著わした文豪、山本有三が生まれ育った街です。メインストリートにある「山本有三ふるさと記念館」では、そうした有三の業績を展示していますし、隣の理髪店は有三の生家でもあります。1974(昭和49)年に他界した有三は、生家の裏にある「近龍寺」に眠っています。