航空自衛隊浜松基地

(静岡県浜松市西山町無番地)




 浜松基地は靜岡県西部の中心的な都市、浜松市に所在し、航空自衛隊で初めて航空団が置かれるなど、航空自衛隊の発祥の地として歴史を持っている。基地設立のころから、パイロットや航空自衛隊の主要備品の整備具などを教育する部隊等が置かれた事から現在でも航空自衛隊の教育のメッカとなっている。
 基地面積 314万u
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滑 走 路  長さ2,550b、幅60b
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隊 員 数  基幹隊員約2,600名、学生数約800名(ピーク時)
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所在部隊 14個部隊等(航空総隊隷下部隊4個、航空支援集団隷下部隊3個、航空教育集団隷下部隊等5個、その他の部隊2個)

 ●航空教育集団司令部
   航空教育集団司令部は、航空自衛官に必要な基礎的事項を教育する一般教育、パイロットを養成する飛行教育、職務遂行上の知識技能を付与する術科教育及びこれらに必要な教材の作成修理について全国の関係部隊や学校を統括。
 
第1術科学校
   第1術科学校は、航空自衛隊の航空機(戦闘機、練習機、ヘリコプター等)の機体、エンジン、航空機に搭載されるレーダー、通信機、誘導武器などの整備員等の教育を行っている。
 
第2術科学校
   第2術科学校は、警戒管制用及び航空管制用レーダーバッジシステムと呼ばれる自動警戒管制器材並びに地対空誘導弾ぺトリオットや基地防空火器の整備、運用の教育を行っている。
 
第1航空団
   第1航空団は、中等練習機T-4によりパイロット学生の教育を行うと共に基地所在の全隊員の日常生活に必要な管理業務(基地業務)を担当する。
 
警戒航空隊
   警戒航空隊は、早期警戒管制機E-767(浜松)、早期警戒管制機E-2C(三沢)を擁して日夜、警戒監視、管制の任務に就いている。
 
高射教導隊
   高射教導隊は、地対空誘導弾ぺトリオットを運用する高射隊と近距離目標に対応する基地防空火器(短SAM、携帯SAM及び対空機関砲)を運用する基地防空隊の教導を総合的に実施している。
 
第6移動警戒隊
   第6移動警戒隊は、移動式の警戒管制装置の機動及び展開を実施して、地上における固定の警戒管制レーダーの機能を補完している。
 
教材整備隊
   教材整備隊は、工作、印刷、写真製図の3つの部門を持ち、航空自衛隊における教育の各分野で使用する教材類の製作、複製、修理等を行っている。
 
浜松気象隊
   浜松気象隊は、気象予報、気象観測、レーダー気象観測、気象通信業務及び航空自衛隊でも数少ない高層気象観測を行い、浜松飛行場を使用する航空機の安全の為にパイロットが必要とする気象情報を迅速に提供している。。
 
浜松管制隊
   浜松管制隊は、浜松飛行場に係わるターミナル・レーダー管制、進入管制、着陸誘導管制および飛行場管制の4つの管制業務を行って、航空交通の安全確保を図っている。
 
浜松救難隊
   浜松救難隊は、事故航空機のパイロット等を捜索、救助することを主たる任務としている。また、要請があった場合には、災害派遣活動も行っている。
 
浜松地方警務隊
   浜松地方警務隊は、司法警察業務として隊員の秩序の維持にあたるほか、保安業務として要人警護や防犯活動なども行っている。
 
中部航空音楽隊
   中部航空音楽隊は吹奏楽団として、幅広いジャンルのレパートリーを持ち、地域に親しまれる音楽隊を目ざして東北から関西地方に至る広い地域において演奏会や音楽教室、各種行事への協力等の活動を行っている。

あゆみ

大正14年  陸軍飛行第7連隊新設
昭和29年  航空自衛隊操縦学校設立、同整備学校、同通信学校設立
昭和30年  教材整備隊設立、航空団設立
昭和32年  浜松管制分遣隊、浜松気象分遣対設立
昭和33年  基地が南北に分かれ、浜松北基地、浜松南基地となる
昭和35年  ブルーインパルス(戦技研究班)編成(北基地)
昭和44年  教導高射隊設立(南基地)
昭和46年  浜松救難隊設立(南基地)
昭和51年  中部航空音楽隊設立(南基地)
昭和56年  ブルーインパルス(戦技研究班)松島基地へ移駐
昭和60年  第6移動警戒隊設立(南基地)
平成 元年  南北基地統合「浜松基地」となる、航空教育団司令部発足
平成10年  早期警戒管制機実用試験、高射教導隊設立  
平成11年  警戒航空隊、早期警戒管制機部隊を発足



 
浜松市

 人口約58万人。東京と大阪の中間点。西に浜名湖、東に天竜川、南に遠州灘、そして北に赤石連峰を望む恵まれた環境に位置している。JR東海道本線と新幹線の浜松駅前には、地上212.8b、45階建のアクトタワー(45階の展望回廊からは太平洋から赤石連峰が一望。ホール・コングレスセンター・ショッピングモール・ホテル・楽器博物館などがある)を中心に情報と文化の発信基地アクトシティーがあり、産業では繊維・楽器・輸送用機器を、はじめエレクトニクス関係なども、世界的な企業多くある。歴史的には城下町、そして東海道の宿場町として栄えてきた。

 
▼ 浜松城
  徳川家康が築いた城であり、29歳から45歳まで駿府に移るまで17年間在城していた。現在は浜松城公園として天守閣(資料館)日本庭園、薪能などが催される石舞台などがあり、市民の憩いの場として親しまれている。現存する野面積みの石垣は市の史跡に指定されている。

 
▼ 浜松まつり
  5月3・4・5日に昼は勇壮な凧合戦、夕暮れからは豪華な御殿屋台の引廻しと昼夜どちらでも浜松っ子の活と活とがぶつかり合う。

 
▼ 浜名湖
  入り組んだ海岸線の美しさ。そして穏やかな汽水湖としてマリンスポーツ・釣り・海水浴など県外からも多くの人達が訪れる。また、舘山寺温泉、弁天島温泉などもある。

 
▼ フラワーパーク
  31.9uの敷地の中で四季折々に花々が美しさを競い合う世界の花の図書館で、隣接する動物園では、国内では浜松動物園でしか見ることが出来ない希少動物のゴールデンライオンタマリンが飼育されている。

 
▼ フルーツパーク

  
果樹農業の生産が活発な浜松の北部、緑あふれる都田町にある浜松市フルーツパークは総面積およそ43万u(東京ドームおよそ11個分の広さ)。42万uの広さを誇り、トロピカルドーム・育成温室があり、世界の果実や花が楽しめる。この広大な園内には、およそ160種5,000本の様々な果樹が栽培され、四季折々花から実りまでのフルーツを楽しむことができます。東海一の規模のエスカレーター(高低差32m・長さ64m)を上がるとミカン、ナシ、リンゴなどの様々な果樹園やイチジク、ブドウなどを展示する栽培温室が7棟、鉢植えの果樹を展示栽培しているくだもの博物園があります。
 浜松まつりの凧をイメージしたユニークな形をしたトロピカルドームがあり、ドリアン、マンゴスチンといった珍しい熱帯果樹およそ80種類・330本のほか様々な熱帯植物を植栽しています。
続き棟の熱帯果樹温室ではバナナ、パパイヤ、マンゴの生長が観賞できます。
 
そのほか、三遠南信交流の一環として飯田市より寄贈されたリンゴ並木、地元農家が中心となって苗木や地場産品の販売をするふれあい市場やお土産品などを扱う売店がある